ダーリンと呼ばせて~嘘からはじめる三カ月の恋人~
 結局誕生日は安積さんのお部屋にお邪魔することになった。もちろん、私のお願いで。

「モモちゃんに会いたいです」

「俺の部屋になるけど……それでいいの?」

 どこか拍子抜けした安積さんの表情に頷いた。
 
「安積さんの部屋がいい……」

 そう返したら咳払いされた。絶対照れてそう、そう思ったけどもちろん揶揄うことはしない。そんな照れる安積さんを独り占めしたくなる。

「モモちゃんの好きな物を一緒に買いに行って、モモちゃんにあげたいです」

「……誕生日なのは四宮なんだけど」

「モモちゃんを本気で口説きたいと思います」

 そう言ったら笑われた。

「じゃあ買い物とかして、四宮の食べたい物とかケータリングして帰ろう。好きなケーキとか食べてみたいところとかない?」

「え?」

「どうせ出かけるんだ。探しといて?」

 そんな言葉までくれた。
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