ダーリンと呼ばせて~嘘からはじめる三カ月の恋人~
モモちゃんはまだ小さいからか、乳頭の発達はまだ幼いのだろう。飼っていた猫よりもソフトな感触である。猫によっての違いに感心しつつも懐かしさと共に感じるのはくすぐったさで。
「ぁんっ、いっぱい舐めてくれるの? ふふ、待って」
自惚れじゃなく、本当にモモちゃんに好いてもらっているかもしれないと浮かれ出していたらいきなり腕の中からモモちゃんが引き上げられた。
「え?」
「もうおしまい」
少し困ったような安積さんの顔。
「……嫉妬ですか?」
「え?」
「モモちゃんが私に懐いてるから」
ふふん、と少し誇らしげに言ったらやっぱり困ったように笑われた。
「……そうだな。そういうことにしとく」
(そういうこと?)
きょとんとまた私が見つめるとモモちゃんを抱き上げたままキッチンまで行ってしまった。
安積さんの言葉の真意が読めない私。やっぱりこういうところが幼いのかな、そう思わずにはいられない。
「ぁんっ、いっぱい舐めてくれるの? ふふ、待って」
自惚れじゃなく、本当にモモちゃんに好いてもらっているかもしれないと浮かれ出していたらいきなり腕の中からモモちゃんが引き上げられた。
「え?」
「もうおしまい」
少し困ったような安積さんの顔。
「……嫉妬ですか?」
「え?」
「モモちゃんが私に懐いてるから」
ふふん、と少し誇らしげに言ったらやっぱり困ったように笑われた。
「……そうだな。そういうことにしとく」
(そういうこと?)
きょとんとまた私が見つめるとモモちゃんを抱き上げたままキッチンまで行ってしまった。
安積さんの言葉の真意が読めない私。やっぱりこういうところが幼いのかな、そう思わずにはいられない。