ダーリンと呼ばせて~嘘からはじめる三カ月の恋人~
 若い子の発想にはついていけない。この時点でもう無理だろうと思った。

 若い子と付き合える気が全くしない!
 

「このままじゃ諦められません! だから私と期間限定の恋人になってしっかり思い出を作って諦めさせてほしいんです!」

 (だから意味がわからん!)

 それでも四宮が年齢を理由に断った俺を責めてくる。

 それは正直心苦しくてうまい言い訳も出来ない。納得できない、その言い分も理解できないことはないからだ。

 それでも……そうなんとか逃げ道を探そうとする俺を逃がそうとしない四宮。

「より納得できると思いませんか? 試しに付き合ってみたらやっぱり歳の差、ジェネレーションギャップ……無理だなって私こそ思って納得できるかもしれません」
 
(四宮ってこんな感じだった?! こんななんか圧強かったっけ?!)

 そしてそんな無茶苦茶なことを言う割に不安げなその瞳が揺れるから……あぁ、そう思った。
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