超短編・戦闘人形は敵国皇子に溺愛される
階段を登ると立派な部屋があった。


地下の牢屋の魚が腐ったようなにおいとは大違い。


王家でも住んでいるのかな…


兵士がドアを叩いた。


「ミデカ王国の少年兵を連れてきました。」


だから少年兵じゃないってば。


しばらくするとドアの向こうから声がした。


「入れ」
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