【完結】悲劇の継母が幸せになるまで
それにヴァネッサに対するギルベルトの態度も前妻たちにあったことを聞けばわかるような気がした。
アンリエッタを産んで亡くなってしまったリリアン、毒殺されてしまったクロエ。
真面目で誠実なギルベルトはきっと彼女たちを救えないことを悔いている。
『だが、今は君の気持ちに答えるわけにはいかない』
『俺のことを好きにならないくていい』
口下手なギルベルトのことだ。
諦めるにはまだ早い。
出会ってから一ヵ月ほどしか経っていないのだ。
今は自分ができることをようと気持ちを切り替える。
(そんな不名誉な噂なんて吹き飛ばしてみせるわ! ギルベルト様やアンリエッタのためにも……!)
理由を知ったらますますやる気が出てくるではないか。
ヴァネッサはレイとセリーナに講師たちを呼んでほしいと頼む。
王家主催のパーティーまでにやることはたくさんあるからだ。
ギルベルトもヴァネッサの自由にしていいと言った通り、協力的だった。
ヴァネッサに『無理をしない』ことを条件に許可を得た。
体調が許す限り、朝から晩まで勉強をする。
ティンナール伯爵家で得た知識もないよりはマシだった。
唯一の休みといえばアンリエッタとの午後のお茶の時間だ。
そこでクッキーを食べて、お茶をするのが唯一の癒しだった。
互いにダメージを受けた分、励まし合って回復していた。
アンリエッタを産んで亡くなってしまったリリアン、毒殺されてしまったクロエ。
真面目で誠実なギルベルトはきっと彼女たちを救えないことを悔いている。
『だが、今は君の気持ちに答えるわけにはいかない』
『俺のことを好きにならないくていい』
口下手なギルベルトのことだ。
諦めるにはまだ早い。
出会ってから一ヵ月ほどしか経っていないのだ。
今は自分ができることをようと気持ちを切り替える。
(そんな不名誉な噂なんて吹き飛ばしてみせるわ! ギルベルト様やアンリエッタのためにも……!)
理由を知ったらますますやる気が出てくるではないか。
ヴァネッサはレイとセリーナに講師たちを呼んでほしいと頼む。
王家主催のパーティーまでにやることはたくさんあるからだ。
ギルベルトもヴァネッサの自由にしていいと言った通り、協力的だった。
ヴァネッサに『無理をしない』ことを条件に許可を得た。
体調が許す限り、朝から晩まで勉強をする。
ティンナール伯爵家で得た知識もないよりはマシだった。
唯一の休みといえばアンリエッタとの午後のお茶の時間だ。
そこでクッキーを食べて、お茶をするのが唯一の癒しだった。
互いにダメージを受けた分、励まし合って回復していた。