【完結】悲劇の継母が幸せになるまで
ヴァネッサが一通り話し終えて瞼を開けて顔を上げると、アンリエッタは肩を揺らしてポロポロと涙を流していた。
ヴァネッサの話を邪魔しないように声を押し殺してくれたのだろうか。
それを見たヴァネッサはよくなかったかとハッとする。
(やってしまったわ! まだ七歳のアンリエッタには刺激が強過ぎたのかもしれない)
ヴァネッサは左右に手を振りながら、必死に言い訳を模索する。
「で、でもギルベルト様がこうしてわたしによくしてくださって、アンリエッタもわたしと一緒にいてくれるから……」
「……うぅっ」
「アンリエッタ、泣かないでっ」
ヴァネッサはハンカチをレイにもらいアンリエッタの涙を拭う。
肩を跳ねさせているアンリエッタに戸惑っていると……。
「──ヴァネッサにはわたくしたちがいるわっ!」
「ア、アンリエッタッ!?」
アンリエッタはヴァネッサの胸元を掴みかかるような勢いで顔を寄せた。
その勢いにはヴァネッサも驚いて仰け反ってしまう。
しかしアンリエッタの気持ちが嬉しくて彼女を優しく抱きしめる。
ヴァネッサの話を邪魔しないように声を押し殺してくれたのだろうか。
それを見たヴァネッサはよくなかったかとハッとする。
(やってしまったわ! まだ七歳のアンリエッタには刺激が強過ぎたのかもしれない)
ヴァネッサは左右に手を振りながら、必死に言い訳を模索する。
「で、でもギルベルト様がこうしてわたしによくしてくださって、アンリエッタもわたしと一緒にいてくれるから……」
「……うぅっ」
「アンリエッタ、泣かないでっ」
ヴァネッサはハンカチをレイにもらいアンリエッタの涙を拭う。
肩を跳ねさせているアンリエッタに戸惑っていると……。
「──ヴァネッサにはわたくしたちがいるわっ!」
「ア、アンリエッタッ!?」
アンリエッタはヴァネッサの胸元を掴みかかるような勢いで顔を寄せた。
その勢いにはヴァネッサも驚いて仰け反ってしまう。
しかしアンリエッタの気持ちが嬉しくて彼女を優しく抱きしめる。