愛おしい、君との週末配信✩.*˚【BL】
風花と話していた永瀬はこっちを向き微笑んできた。
「お兄ちゃん、俺と一緒に映る?」
「……映らない。というか、永瀬はお兄ちゃんと呼ぶな」
「かけるんと一緒に映ってほしいな」
ときめく表情な風花。
「というか、なぜ突然こっちにそんな話を振ってくる?」
「ひとりじゃ、最近寂しくて」
「はっ? じゃあ桜塚たちと映ればいいじゃん」
「いや、映るなら羽月とがいい」
「……!?」
「一緒に映って」と、何度も風花が。
どうしたらいいか……風花の願いにはできるだけ答えてあげたい。だけど、永瀬とふたりきりで動画に映るのは嫌だ。気まずいし。考えたあげく出した答えは――。
「そしたら、桜塚たちと一緒だったら……」
「……そっか、俺も桜塚たちに一緒に配信しようと誘われ、断り続けていたけども。その話を受けるかな」
永瀬はニヤッとしながらこっちを見てきたから慌てて目を逸らした。
風花がいるから直接言葉にはできないが、面倒くさいことになってしまった。
――あぁ、本当にこの人たちと関わるのがめんどくさい。
*
「お兄ちゃん、俺と一緒に映る?」
「……映らない。というか、永瀬はお兄ちゃんと呼ぶな」
「かけるんと一緒に映ってほしいな」
ときめく表情な風花。
「というか、なぜ突然こっちにそんな話を振ってくる?」
「ひとりじゃ、最近寂しくて」
「はっ? じゃあ桜塚たちと映ればいいじゃん」
「いや、映るなら羽月とがいい」
「……!?」
「一緒に映って」と、何度も風花が。
どうしたらいいか……風花の願いにはできるだけ答えてあげたい。だけど、永瀬とふたりきりで動画に映るのは嫌だ。気まずいし。考えたあげく出した答えは――。
「そしたら、桜塚たちと一緒だったら……」
「……そっか、俺も桜塚たちに一緒に配信しようと誘われ、断り続けていたけども。その話を受けるかな」
永瀬はニヤッとしながらこっちを見てきたから慌てて目を逸らした。
風花がいるから直接言葉にはできないが、面倒くさいことになってしまった。
――あぁ、本当にこの人たちと関わるのがめんどくさい。
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