愛おしい、君との週末配信✩.*˚【BL】
5*君と念願のふたりきり配信
日曜日。永瀬の家の撮影部屋でふたりきり。
いつもより静かな空間、永瀬とふたりきりで撮影することに少し緊張していた。今日は風花と柚花にプレゼントするビーズのキーホルダーを作る予定。永瀬の勉強机の一番上の引き出しを一段、分けてもらっていた。そこには僕の手芸セットが入っている。ビーズが十種類仕切り別に分けてある半透明な入れ物と、キーホルダーに使う金具などを出した。
「優心、使うビーズ選んだ?」と永瀬がカメラを調整しながら尋ねてくる。
「風花は黄色、柚花はピンクが好きだから……」と僕は手元のビーズを手に取りながら答えた。
永瀬が僕をじっと見つめてくる。
「何だよ、じろじろ見るなよ」
「いや、優心が真剣に選んでるの、なんかいいなと思って」
永瀬の笑顔が四人でいる時よりも素直な感じに見えて、それは無邪気な雰囲気というか。僕の心をざわつかせてきた。
準備を終えるとカメラの録画ボタンを永瀬は押した。
いつもの桜塚たちと撮る時のようにテンション高めに紹介とかするのかなと思いきや「さ、始めようか」とナチュラルに始まった。正直、こういう始まり方のほうがやりやすい。
いつもより静かな空間、永瀬とふたりきりで撮影することに少し緊張していた。今日は風花と柚花にプレゼントするビーズのキーホルダーを作る予定。永瀬の勉強机の一番上の引き出しを一段、分けてもらっていた。そこには僕の手芸セットが入っている。ビーズが十種類仕切り別に分けてある半透明な入れ物と、キーホルダーに使う金具などを出した。
「優心、使うビーズ選んだ?」と永瀬がカメラを調整しながら尋ねてくる。
「風花は黄色、柚花はピンクが好きだから……」と僕は手元のビーズを手に取りながら答えた。
永瀬が僕をじっと見つめてくる。
「何だよ、じろじろ見るなよ」
「いや、優心が真剣に選んでるの、なんかいいなと思って」
永瀬の笑顔が四人でいる時よりも素直な感じに見えて、それは無邪気な雰囲気というか。僕の心をざわつかせてきた。
準備を終えるとカメラの録画ボタンを永瀬は押した。
いつもの桜塚たちと撮る時のようにテンション高めに紹介とかするのかなと思いきや「さ、始めようか」とナチュラルに始まった。正直、こういう始まり方のほうがやりやすい。