愛おしい、君との週末配信✩.*˚【BL】
「今日はお互いにお互いのキーホルダー作らないか?」
「僕が永瀬に作るってことか?」
「そう。寂しくなった時に優心の作ってくれたキーホルダーを見て、優心のことを思い出すから」
――僕と会えなくなったら、永瀬も寂しくなるのか? そして、永瀬も僕のために作ってくれる。
「永瀬にか……仕方ないな、分かったよ」
「ありがとう」
仕方ないってなんだよ。そんな気持ち少しもないくせにと、嘘ばかりつく自分にイライラしてきて心の中で自分を叱る。
「永瀬は、どんなものが欲しいとか、リクエストある?」
「優心からもらえるのなら、何でも嬉しいよ」
「アイドルの模範的回答って感じだな」
「誰にでも言うわけではないんだけどな。本当は誰にでも言えたらもっと人気でるのかもしれないけれど、俺は不器用だから嘘はつけない……」
意味ありげな発言に、思わず永瀬の顔を二度見してしまった。永瀬は眉を八の字にして悩ましげな顔をしていた。それ以上の永瀬のことを聞きたいけれど、聞けない。
「とりあえず、どんなの作るかを考えよう」と僕は言う。
小さい子たちに作る時は想像が沢山できるのに、センスが良くてこだわりがありそうなイメージの永瀬には何を作れば良いのか全くアイディアが浮かんでこない。
「優心は鞄とか鍵とかにつけたいキーホルダーのイメージって何かないの?」
「自分の鞄とかにかぁ……クマとか、あとは星とか?」
「クマは難しそうだけど、星だったら作れる。優心とお揃いにしたいな」
「僕と永瀬がお揃い?」
「うん。お揃い」
「星でお揃いか……前にシュシュ作った時に使ったはぎれ布がまだ余ってるから、それを使おうか?」
「それもいいけど……ちょっと待ってて?」と言いながら永瀬は部屋から出ると、買い物袋を持って戻ってきた。
「僕が永瀬に作るってことか?」
「そう。寂しくなった時に優心の作ってくれたキーホルダーを見て、優心のことを思い出すから」
――僕と会えなくなったら、永瀬も寂しくなるのか? そして、永瀬も僕のために作ってくれる。
「永瀬にか……仕方ないな、分かったよ」
「ありがとう」
仕方ないってなんだよ。そんな気持ち少しもないくせにと、嘘ばかりつく自分にイライラしてきて心の中で自分を叱る。
「永瀬は、どんなものが欲しいとか、リクエストある?」
「優心からもらえるのなら、何でも嬉しいよ」
「アイドルの模範的回答って感じだな」
「誰にでも言うわけではないんだけどな。本当は誰にでも言えたらもっと人気でるのかもしれないけれど、俺は不器用だから嘘はつけない……」
意味ありげな発言に、思わず永瀬の顔を二度見してしまった。永瀬は眉を八の字にして悩ましげな顔をしていた。それ以上の永瀬のことを聞きたいけれど、聞けない。
「とりあえず、どんなの作るかを考えよう」と僕は言う。
小さい子たちに作る時は想像が沢山できるのに、センスが良くてこだわりがありそうなイメージの永瀬には何を作れば良いのか全くアイディアが浮かんでこない。
「優心は鞄とか鍵とかにつけたいキーホルダーのイメージって何かないの?」
「自分の鞄とかにかぁ……クマとか、あとは星とか?」
「クマは難しそうだけど、星だったら作れる。優心とお揃いにしたいな」
「僕と永瀬がお揃い?」
「うん。お揃い」
「星でお揃いか……前にシュシュ作った時に使ったはぎれ布がまだ余ってるから、それを使おうか?」
「それもいいけど……ちょっと待ってて?」と言いながら永瀬は部屋から出ると、買い物袋を持って戻ってきた。