愛おしい、君との週末配信✩.*˚【BL】
ついに夏休みが始まってしまった。永瀬がロケに出かけてから数日が経った。
僕は家で風花と柚花の相手をしたり、手芸をしたりして過ごしていたが、心にぽっかりと穴が開いたような気分だった。風花が寝る時間の前にリビングで永瀬の動画を観ながら「かけるん、会いたいな……」と呟いた。「動画観るのやめて、もう寝ろよ」と返すが、内心では完全に同じことを思っていた。
いつものようにスマホで永瀬のSNSを覗いてみる。ネット環境がない場所かもみたいなことを言っていた気がするが、更新されていた。永瀬のSNSを覗き、更新されたものを見るのが一番の楽しみだ。写真を見ていくと、どこかの部屋で座りながら台本を確認している写真があった。そして僕が作った星のキーホルダーが永瀬の黒いリュックについていた。
永瀬、つけてくれてるんだ――。
ちなみに僕がもらったお揃いのキーホルダーはもったいなくてずっと部屋の壁に飾ってある。永瀬のポスターの横に。そして毎日見つめる時間を設けている。ロケの様子も少しだけアップしていて、山に囲まれた風景の中で笑う永瀬の写真があった。いつもより少し疲れたような顔に見えて心配になる。
永瀬、大丈夫かな。
思わずメッセージを打ちそうになり、でも迷惑かもなと考えて慌ててスマホを置いた。
本当にこんな気持ち、初めてだ。永瀬が近くにいないだけでこんなに落ち着かないなんて――。
早く時間が過ぎてほしい。
*
僕は家で風花と柚花の相手をしたり、手芸をしたりして過ごしていたが、心にぽっかりと穴が開いたような気分だった。風花が寝る時間の前にリビングで永瀬の動画を観ながら「かけるん、会いたいな……」と呟いた。「動画観るのやめて、もう寝ろよ」と返すが、内心では完全に同じことを思っていた。
いつものようにスマホで永瀬のSNSを覗いてみる。ネット環境がない場所かもみたいなことを言っていた気がするが、更新されていた。永瀬のSNSを覗き、更新されたものを見るのが一番の楽しみだ。写真を見ていくと、どこかの部屋で座りながら台本を確認している写真があった。そして僕が作った星のキーホルダーが永瀬の黒いリュックについていた。
永瀬、つけてくれてるんだ――。
ちなみに僕がもらったお揃いのキーホルダーはもったいなくてずっと部屋の壁に飾ってある。永瀬のポスターの横に。そして毎日見つめる時間を設けている。ロケの様子も少しだけアップしていて、山に囲まれた風景の中で笑う永瀬の写真があった。いつもより少し疲れたような顔に見えて心配になる。
永瀬、大丈夫かな。
思わずメッセージを打ちそうになり、でも迷惑かもなと考えて慌ててスマホを置いた。
本当にこんな気持ち、初めてだ。永瀬が近くにいないだけでこんなに落ち着かないなんて――。
早く時間が過ぎてほしい。
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