愛おしい、君との週末配信✩.*˚【BL】
 手芸店を出た後は近くのカフェで温かいココアを飲みながら、今日買った商品が入っている袋の中を眺めていた。

キラキラした銀色の星ビーズや雪の結晶のパーツ、ふわふわの白い布。

「優心、今回も風花ちゃんたち、喜んでくれるかな?」と永瀬がココアのカップを持ちながら尋ねてくる。

「絶対喜ぶよ。風花なんて、永瀬が作ったってだけで毎回大騒ぎしてるし」

 最近心の中では、永瀬が妹たちのことを考えてくれるたびにありがたいと思う。

「優心も喜んでくれるかな? 雪の結晶」

 永瀬は真っ直ぐな目で僕を見て、にっこり微笑んだ。僕も微笑み、頷く。

 カフェの窓から見える夕焼けが、心をさらに温かくした。永瀬と過ごす時間がこんなにも幸せだなんて。春のあの頃には想像できなかったな――。



 時間が過ぎていき、冬休みが近づいてきたある日。

 永瀬が「優心、クリスマス企画やろう」と提案してきた。風花と柚花を交えて、みんなでクリスマス用のオーナメントを手作りするというものだった。 そしてツリーに飾り、ツリーの前でお菓子パーティーをしながらワイワイするという内容。

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