愛おしい、君との週末配信✩.*˚【BL】
風花が「かけるん、雪の結晶上手いね。かっこいい!」と横で騒ぐと、柚花も「私もかけるんみたいなの作りたい!」と加わり、リビングはさらに賑やかになった。桜塚と山田も負けじと「俺らのオーナメントも負けてない!」と競い合い、笑い声が絶えない。
大きな緑色のツリーを永瀬が広げると、風花と柚花が中心となり作ったオーナメントと色とりどりのライトを飾っていく。
途中永瀬がお菓子の準備をするためにキッチンへ向かったから、僕もついて行った。
クッキーの箱を開けて大きなお皿に盛り付けている時、僕の耳元で永瀬がそっと呟く。
「優心は、クリスマスかクリスマスイブの日、どっちか予定空いてる?」
「クリスマスの日は家族と過ごすから、イブなら空いてる」
「じゃあさ、その日一緒に過ごしたいな。ふたりきりで」
クリスマスイブにふたりきりで?
特別な日に永瀬とふたりきり――。
「うん、いいよ」
「クリスマスイブの日ってもう冬休みだよね? 俺ら、朝から会う?」
まず、誘われたことが夢のような。とにかくリアルだとは思えなかった。永瀬はどんな想いで僕を誘ってくれたのだろうか。
そして誘われた日からずっと当日のことばかり考えていて、あっという間にクリスマスイブの日が来た。
*
大きな緑色のツリーを永瀬が広げると、風花と柚花が中心となり作ったオーナメントと色とりどりのライトを飾っていく。
途中永瀬がお菓子の準備をするためにキッチンへ向かったから、僕もついて行った。
クッキーの箱を開けて大きなお皿に盛り付けている時、僕の耳元で永瀬がそっと呟く。
「優心は、クリスマスかクリスマスイブの日、どっちか予定空いてる?」
「クリスマスの日は家族と過ごすから、イブなら空いてる」
「じゃあさ、その日一緒に過ごしたいな。ふたりきりで」
クリスマスイブにふたりきりで?
特別な日に永瀬とふたりきり――。
「うん、いいよ」
「クリスマスイブの日ってもう冬休みだよね? 俺ら、朝から会う?」
まず、誘われたことが夢のような。とにかくリアルだとは思えなかった。永瀬はどんな想いで僕を誘ってくれたのだろうか。
そして誘われた日からずっと当日のことばかり考えていて、あっという間にクリスマスイブの日が来た。
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