愛おしい、君との週末配信✩.*˚【BL】
コートをハンガーにかけると、すぐに渡したくて、早速ポケットからプレゼントを出した。
「はい、これ。永瀬に」
「ありがとう! じゃあ俺も今渡すね」
雪の結晶が描かれている小さな紙袋を渡された。ラッピングを丁寧に解いていく。
サンキャッチャーのたぐいかな? 壁や窓際に飾るやつ。手でぶら下げ、視線を少しずつ下ろしていく。レジンで作ったと思われる白い半透明の羽根がふたつ。中には銀色のラメが散りばめられている。水色の大きめの丸いビーズがいくつも乗っている線を辿っていくと途中で小さな蝶々が二羽いた。僕と永瀬みたいだ。一番下には雫の形をしたレジンがぶら下がっている。そのレジンのデザインが繊細で可愛い。上にひとつの三日月があり、そして半分より下には銀色の雪の結晶が多数散りばめてあり、輝いていてみえた。しかも全体が透明と薄い紺色のグラデーションになっている。僕の好きな冬の夜景のような美しさだった。
「永瀬、これすごく綺麗だな。作るのきっと時間かかったよね……」
「時間かかったけれど、優心のことを考えながら作ったから楽しかった。雪の結晶、好きって言ってたから頑張った」
胸がじわりと熱くなる。永瀬が自分の好きなものを覚えてくれていて、丁寧に時間をかけて作ってくれたことが、言葉にならないほど嬉しかった。
永瀬もラッピングを解き、僕が作ったアクアマリンのブレスレットを手にもつ。そして無言で腕につけて色々な角度から眺めた。
何も言わない。気に入らなかったかな?
不安を感じていると「ありがとう、綺麗だね。嬉しい。毎日つけるから」と永瀬はブレスレットを見つめたまま呟いた。
「永瀬からもらったプレゼントみたいに手の込んだものじゃないけど、パワーストーンのお店で、すごく悩んでこの石に決めて、これを作った」
「優心からもらえるなら、なんでも嬉しいし。このブレスレットもすごく気に入った!」
柔らかな水色が優しい永瀬に良く似合う。本当に迷ったけれど、アクアマリンにして良かったな。
「はい、これ。永瀬に」
「ありがとう! じゃあ俺も今渡すね」
雪の結晶が描かれている小さな紙袋を渡された。ラッピングを丁寧に解いていく。
サンキャッチャーのたぐいかな? 壁や窓際に飾るやつ。手でぶら下げ、視線を少しずつ下ろしていく。レジンで作ったと思われる白い半透明の羽根がふたつ。中には銀色のラメが散りばめられている。水色の大きめの丸いビーズがいくつも乗っている線を辿っていくと途中で小さな蝶々が二羽いた。僕と永瀬みたいだ。一番下には雫の形をしたレジンがぶら下がっている。そのレジンのデザインが繊細で可愛い。上にひとつの三日月があり、そして半分より下には銀色の雪の結晶が多数散りばめてあり、輝いていてみえた。しかも全体が透明と薄い紺色のグラデーションになっている。僕の好きな冬の夜景のような美しさだった。
「永瀬、これすごく綺麗だな。作るのきっと時間かかったよね……」
「時間かかったけれど、優心のことを考えながら作ったから楽しかった。雪の結晶、好きって言ってたから頑張った」
胸がじわりと熱くなる。永瀬が自分の好きなものを覚えてくれていて、丁寧に時間をかけて作ってくれたことが、言葉にならないほど嬉しかった。
永瀬もラッピングを解き、僕が作ったアクアマリンのブレスレットを手にもつ。そして無言で腕につけて色々な角度から眺めた。
何も言わない。気に入らなかったかな?
不安を感じていると「ありがとう、綺麗だね。嬉しい。毎日つけるから」と永瀬はブレスレットを見つめたまま呟いた。
「永瀬からもらったプレゼントみたいに手の込んだものじゃないけど、パワーストーンのお店で、すごく悩んでこの石に決めて、これを作った」
「優心からもらえるなら、なんでも嬉しいし。このブレスレットもすごく気に入った!」
柔らかな水色が優しい永瀬に良く似合う。本当に迷ったけれど、アクアマリンにして良かったな。