不遇ヒロインに憧れるあまりに不遇ヒーローを助けたら、溺愛されました
(きっと、怖かったのね。大丈夫よ、これからは私がレオ様を守りますからね!なんなら、代わりに殴られてみたいですわ!ぐふふ……)

「レオナルドだ。勝手に略さないでもらえるか。不愉快だ!」

怒りを露わにしてレオナルドは立ち去って行く。


「━━え⁉︎」


凛とした面差しで、怪我をしていることを感じさせない颯爽とした身のこなしだった。

不遇ヒーローとは真逆の振る舞いに、エリザベスはただ呆然としてその姿をみおくった。



✳︎✳︎✳︎

「もういい加減にしてくれないか!僕の……計画が……」

またしても偶然中庭にて、生徒達に暴行を受けていたはずの所を、エリザベスは偶然助けたのだが……

今回もレオナルドからはお礼の一つも言われない。

逆に怒り心頭といった様子だった。

あれから度々レオナルドが暴行を受ける現場に介入している。

決してストーカーをしているわけではない。

こっそり彼の鞄に位置が特定できる魔道具を忍びこませているだけだ。それだけでは心許ないので、タイピン型位置特定&危機察知装置、カフス型位置特定&危機察知装置、などこっそりと忍び込ませている。
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