舞子姉さんの古着屋さん奮闘記
 さあさあ4月1日になりました。 9時前には利用者さんたちも集まってきて賑やかです。
「では朝礼を始めましょうか。」 「おはようございまーす。」
みんなは気合を入れ直してテーブルの周りに集まりました。
 「おはようございまーーーーす。」 「そんなに吠えなくても聞こえてるからいいわよ。」
「やっちゃった。 ではですねえ、今日からいよいよこの作業所も動き出すわけですが、作業に入る前に担当者を発表しまーす。」 「だからいちいち吠えるなっての。」
山田さんが何かやるたびに真子が突っ込んでくる。 おばあちゃんたちはそれを見ながらクスクス笑ってる。
 「えー、管理者は私 山田でございます。」 「みんな知ってるわよ。」
「んでもってサービス管理責任者は真子ちゃんでーす。」 「はーい、真子でーす。」
「アイドル参上‼」 「あっそ。」
「続いて現場の指揮は康子さんと舞子さんにお願いしてまーす。」 「だから何?」
「いちいち突っ込まないでよ。」 「山田さんだから心配なのよ。」
「まあいいわ。 山田さんはほっといて午前中の作業の説明をしましょう。」 康子がメモを持って立ち上がった。

 「奥の部屋にダンボールに入った古着らしき物がたーーーーーーーーーーーっくさん置いてあります。 既に中身は確認してありますが一つずつテーブルに開けまして使える物と使えない物を判別したいと思います。 いいですか?」
「んで判別が終わった物から何に使えるか皆さんで話し合いましょう。」 「というわけです。」
「山田さんは引っ込んでなさい。」 「すいません。」

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