ポヨポヨな彼の正体を突き止めたいのですが?!
27th Day
誰かにお願いする時、簡単に頼める人とそうではない人がいる。
私は後者だ。
愛想よくお願いなんてできない。
今こそ危機だ。
宙斗のお願い事は、私の予想を軽く飛び越えていた。
びっしりと書かれているリストを見せられた時は驚き、結局何個書かれていたのか考えるだけでも怖かった。
約束はその中から一つ。
彼なりに厳選して選んだのは、かなり変なお願い。
私なら、いつもより高いお菓子を要求したり、旅行をねだったり。
自分が満足できるような、ありきたりなものをお願いするかも。
今回は相手が悪い。
あの宙斗だ。
ストレートなお願いがくるはずないのだ。
「決めたよ、みゆちゃんにお願いされたい」
「は?」
「だなら、みゆちゃんのお願いを聞く事が僕の願いだよ」
「それって、なんのお願いにもならなくない?」
「なるよ! みうちゃんに可愛くお願いされたら…って思っただけで…かやりヤバい」
「か、可愛く?」
「語弊があったね。みうちゃんはいつも可愛いよ!」
「なにそれ」
「さあ、僕にお願いしてよ」
「無いわよ!!」
「何でもいいんだよ! とにかく、お願いして!」
「違うでしょ! お願いするのは宙斗でしょ?!」
「そのお願いが、みゆちゃんにお願いされたいって事なの!!」
ダメだ。
これはニワトリが先か卵が先かと一緒だ。
こうなった宙斗は手強い。
何を言っても聞き入れてもらえないだろう。
疲れる前にさっさとこっちがお願いした方がよさそう。
とはいえ、可愛くお願いなどできるわけない。
簡単なお願いでいい。
そう簡単なお願いで。
「じゃあ…」
「待って、待って! 心の準備するから」
そう言うと宙斗は深呼吸をした。
私は後者だ。
愛想よくお願いなんてできない。
今こそ危機だ。
宙斗のお願い事は、私の予想を軽く飛び越えていた。
びっしりと書かれているリストを見せられた時は驚き、結局何個書かれていたのか考えるだけでも怖かった。
約束はその中から一つ。
彼なりに厳選して選んだのは、かなり変なお願い。
私なら、いつもより高いお菓子を要求したり、旅行をねだったり。
自分が満足できるような、ありきたりなものをお願いするかも。
今回は相手が悪い。
あの宙斗だ。
ストレートなお願いがくるはずないのだ。
「決めたよ、みゆちゃんにお願いされたい」
「は?」
「だなら、みゆちゃんのお願いを聞く事が僕の願いだよ」
「それって、なんのお願いにもならなくない?」
「なるよ! みうちゃんに可愛くお願いされたら…って思っただけで…かやりヤバい」
「か、可愛く?」
「語弊があったね。みうちゃんはいつも可愛いよ!」
「なにそれ」
「さあ、僕にお願いしてよ」
「無いわよ!!」
「何でもいいんだよ! とにかく、お願いして!」
「違うでしょ! お願いするのは宙斗でしょ?!」
「そのお願いが、みゆちゃんにお願いされたいって事なの!!」
ダメだ。
これはニワトリが先か卵が先かと一緒だ。
こうなった宙斗は手強い。
何を言っても聞き入れてもらえないだろう。
疲れる前にさっさとこっちがお願いした方がよさそう。
とはいえ、可愛くお願いなどできるわけない。
簡単なお願いでいい。
そう簡単なお願いで。
「じゃあ…」
「待って、待って! 心の準備するから」
そう言うと宙斗は深呼吸をした。

