苦手な同僚が同担だった件について。


 一体何の時間なの……?

 あまりにも恥ずかしいけど、桂馬と写真撮れるのは素直に嬉しいし、すごく嬉しそうな飛鳥さんはちょっとかわいいなと思ってしまう……。
 今まで味わったことのない、形容し難い感情に戸惑ってばかりだ。

 今日はずっとこんな感じなの……?
 最後まで保つのだろうか――。


 *


「うわー、すげえ!」


 テーブルに並べられた桂馬のカルボナーラ、バーガーセット、そしてブルーソーダにキラキラと瞳を輝かせている。
 ちなみにデザートのパンケーキも注文している。

 胃が小さい私は一回に食べられるメニューが限られてしまうので何度も通っているけど、一気にこんなに食べられるのは羨ましいな、なんて思ってしまったり。
 私はオムライスとブルーソーダを注文した。


「やっと桂馬のカルボナーラが食べられる〜〜」


 飛鳥さんは何度も写真を撮りながら、感激していた。
 何枚も連写した後、小さなポーチからあるものを取り出す。
 それは今正に私が取り出そうとしていたもので、驚いた。


「アクスタですか?」
「えっ、はい!」


 それは桂馬のアクリルスタンド。エルメイツのほとんどが持ち歩くアイテムだが、男性で持っている人は初めて見た。


「……やっぱり引いてますよね」
「え?」
「男なのに変……だもんね」
「違います!」



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