『可愛い君へ』
「ああっ!響子先輩、朝霞部長と楽しそうに話してる!」
「吉川、響子先輩と朝霞部長の空気感、あれは完全にデキてるね。残念だけど諦めた方がいいんじゃない?」
「いや!俺は諦めない。あの二人が付き合っているっていう確証はないわけだし。」
「でも二人でよく飲みにいってるって噂だよ?」
「あー俺も響子先輩と飲みに行きてえー。」
そう足をバタバタさせる吉川を見て、花苗はやれやれと肩を竦めた。
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