恐怖姉妹
推薦枠
ふたりが狙う国語の授業は午後からになる。
それまでにどうやってカンニングを暴くか思案していたふたりだけれど、その前に予期せぬ出来事が起っていた。
《3年A組影野柚柚さん。職員室まで起こしください》
女性事務員の声がスピーカーから流れてきて、今まさにお弁当食べ終えた柚柚が顔を上げた。
「柚柚、なにかしたの?」
ちょっと意地悪そうな視線を向けてそう聞いてきたのは彩香だ。
柚柚と梨里はいつも彩香と交えて3人でご飯を食べている。
「別に、なにもしてないけど?」
それまでにどうやってカンニングを暴くか思案していたふたりだけれど、その前に予期せぬ出来事が起っていた。
《3年A組影野柚柚さん。職員室まで起こしください》
女性事務員の声がスピーカーから流れてきて、今まさにお弁当食べ終えた柚柚が顔を上げた。
「柚柚、なにかしたの?」
ちょっと意地悪そうな視線を向けてそう聞いてきたのは彩香だ。
柚柚と梨里はいつも彩香と交えて3人でご飯を食べている。
「別に、なにもしてないけど?」