ホスト科のお世話係になりました
私は受験のときに推薦枠を狙っているから、こうして今からコツコツと内申点をよくして行っている。

先生もそれを知っていたから私に頼んだんだと思う。
「それじゃ、さっそく案内するわね」

先生と一緒に私は放課後の廊下を歩く。
どこに生き物がいるんだろうとワクワクしながらついていくと、先生は渡り廊下を歩いて部室棟へと向かった。

「部活で動物を飼っているところがあるんですか?」
先生の後ろ姿へ向けて質問すると「う~ん、まぁ、そんなところね」と、曖昧な返事が返ってきた。

なんだろう?
と余計に不審に感じていたとき、先生がなんのプレートも出ていない教室の前で立ち止まった。
「ここよ」
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