社長の推しは、地味メガネのわたしでした。
包帯を巻いた美春の足が目に入り、罪悪感で押しつぶされそうになる。その光景から目を逸らすように俯いた私に追い討ちをかけるように美春の金切り声が響く。
「お姉ちゃんのせいよ。歩けなくなったら――」
「――美春、やめろ! もういいだろう。それ以上、穂花を追いつめるな」
「なによ! 律季だって、困るじゃない!! 鏡レンナのライブだって控えているのに、どうすんのよ」
「……歩けなくなるって、どういうこと?」
「見てわからないの! 全治三ヶ月の重症なの。完治しても元のように生活出来るかなんてわからない。お姉ちゃんのせいで、私の人生お先まっ暗よ。やっと鏡レンナの人気も花音を越えてきたのに。どう責任取るつもりよ!!」
美春の言葉が頭を中をクルクルと回り、その言葉の衝撃に足元がグラグラと揺れる。
私のせいで、美春の人生を台無しにしてしまった。
昨日の引退配信がこんな結果に繋がるなんて思いもしなかった。
なにが影の自分と決別して一歩を踏み出すよ……
今さら、自分の行いを後悔しても遅い。
堪えきれずあふれ出した涙が頬を伝い落ちていく。
「……ごめん、美春」
罪悪感に押しつぶされた私は、その場を逃げ出した。それが、美春の怒りをさらに煽る結果につながると分かっていても、耐えられなかった。
「お姉ちゃんのせいよ。歩けなくなったら――」
「――美春、やめろ! もういいだろう。それ以上、穂花を追いつめるな」
「なによ! 律季だって、困るじゃない!! 鏡レンナのライブだって控えているのに、どうすんのよ」
「……歩けなくなるって、どういうこと?」
「見てわからないの! 全治三ヶ月の重症なの。完治しても元のように生活出来るかなんてわからない。お姉ちゃんのせいで、私の人生お先まっ暗よ。やっと鏡レンナの人気も花音を越えてきたのに。どう責任取るつもりよ!!」
美春の言葉が頭を中をクルクルと回り、その言葉の衝撃に足元がグラグラと揺れる。
私のせいで、美春の人生を台無しにしてしまった。
昨日の引退配信がこんな結果に繋がるなんて思いもしなかった。
なにが影の自分と決別して一歩を踏み出すよ……
今さら、自分の行いを後悔しても遅い。
堪えきれずあふれ出した涙が頬を伝い落ちていく。
「……ごめん、美春」
罪悪感に押しつぶされた私は、その場を逃げ出した。それが、美春の怒りをさらに煽る結果につながると分かっていても、耐えられなかった。