Dearest 2nd 〜Moon〜



「────純は甘いッッッ!!!!!
純はどーも思ってなくても、その女の子は純の事どー思ってるかなんて分かんないでしょーー!?」



ビシッ!!と名探偵並みに俺を指差しする壱に続き…




「……そーだよねぇ。

まぁ純は彩にベタ惚れだから他の女になんか目が向かないだろうけど?

他の女からしたらそんなの知らんこっちゃないもんねー。」



マリアが気だるそうに頬杖を付き、壱のアシストをする。



「────だろだろ!?

それに純には危機感というものがないんだよ!!
純、自分がイケメンすぎっていう自覚ある!?!?」



「……ないだろ、純は。
それが厄介だよね、お前はさ。」



そう言う吾郎にポンっと肩を叩かれ、俺は苦虫を噛み潰したような表情をした。






「……まぁ……一番の問題は、彩ちゃんが他の女の子とお前がデートするって知ったらどんな反応するかって事だな。」




「………」




これにはさすがに俺は何も言えなくなった。


彩を泣かすことになるなんて嫌だから。




「逆によ?
彩が他の男とデートしたりするとイヤじゃない?」



「うーん、場合にもよるけど」



「純は彩の事信用してるからそんな疑惑湧かないかもしんないけど。

世間一般にはそれを浮気だ何だって咎めるややこしい女もいるのよ。

……ま、あたしは無いけど。」




「そっか……
そういう事情も考えなあかんって事か…」




「ま、純はアヤヤ一途ラブ♡だし、そーいう人間じゃないって分かってるから何も言わないけどさー!

これがアヤヤと付き合ってたら大ブーイングだからね!!」




「……う、分かった………」




弥生と会う事が別にやましいことじゃないって分かってるけど。

 


“恋愛って面倒くさいな”、と呟くと
“そうだな”、と吾郎は笑った。



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