Dearest 2nd 〜Moon〜
ガラス越しでも、ガールズトーク全開な雰囲気が伝わる。
おしゃれなカフェで甘いスイーツを前にし、友達と笑い合ったり、頷いたり。
一体何をそんなに話し込むのだろう。
女同士ってのは不思議だな。
……なんて思いながらも偶然を装う俺も不思議か。
────…コンコン♪
ちょうど彩の目の前のガラスをノックしてみる。
すると彩は
「────っ!?!?」
案の定、声にならない叫びを上げ
━━━━カシャンッ!
続いて派手にフォークを落下させ、突然現れた俺に目を丸くした。
「……ふっ…」
その様子に俺は思わず笑ってしまう。
まるで“何でここにいるの”って顔に書いてるようで。
……ほんと、ナイスリアクション。
…───そんなこんなしてるうちに、一緒にいた彩の友達まで俺に気付いたのか、彩は言い訳にうろたえていた。
俺はくすくすと笑みを溢し、ガラス越しに話し掛ける。
「先行ってる。
ゆっくりしーや♪」
「───、」
言ってる事を理解したのか、彩は友達に揺すぶられながらもコクコクと頷いた。