Dearest 2nd 〜Moon〜


ガラス越しでも、ガールズトーク全開な雰囲気が伝わる。




おしゃれなカフェで甘いスイーツを前にし、友達と笑い合ったり、頷いたり。




一体何をそんなに話し込むのだろう。





女同士ってのは不思議だな。





……なんて思いながらも偶然を装う俺も不思議か。








────…コンコン♪







ちょうど彩の目の前のガラスをノックしてみる。





すると彩は







「────っ!?!?」







案の定、声にならない叫びを上げ







━━━━カシャンッ!








続いて派手にフォークを落下させ、突然現れた俺に目を丸くした。







「……ふっ…」






その様子に俺は思わず笑ってしまう。





まるで“何でここにいるの”って顔に書いてるようで。





……ほんと、ナイスリアクション。








…───そんなこんなしてるうちに、一緒にいた彩の友達まで俺に気付いたのか、彩は言い訳にうろたえていた。





俺はくすくすと笑みを溢し、ガラス越しに話し掛ける。






「先行ってる。

ゆっくりしーや♪」







「───、」






言ってる事を理解したのか、彩は友達に揺すぶられながらもコクコクと頷いた。



< 31 / 50 >

この作品をシェア

pagetop