Dearest 2nd 〜Moon〜
────…ウィーン…
先に図書館に着くと、開いた自動ドアから涼しい風が迎えた。
「…涼しー…」
煮えるような暑い日射しから一転、ひんやりと冷たい風が気持ちいい。
────コツコツ…
広い図書館のホールを横切り、腕時計を見つめた。
…───時刻は2時半。
まだ時間あるし、何か飲んで時間潰そかな…。
そのまま自販機でコーヒーを買い、彩の分のジュースも買っておく自分がいる。
「…夏やし、アイスミルクティーで間違いないよな。」
何だかな、なんて思いつつ無意識にそうしてる自分に呆れてしまった。
────…プシュッ!
缶コーヒーを開け、口を付けようとしたその時だった。
…───ヴーヴーッ…
ポケットから、突然ケータイのバイブが響いたのは。