Dearest 2nd 〜Moon〜
『じゃあさ、また同窓会の日程決まったら連絡するね~!!』
「うん、ありがとう。」
…───ピッ。
弥生との電話を切り、図書館の中に足を運ぶ。
────…ウィーン…
静まり返った雰囲気に、古臭い本の匂いがする図書館の感じはさほど嫌いじゃない。
むしろこんな空間が妙に落ち着いたりする。
─────…コツコツ…
ひしめき合う本の合間を抜け、キラキラと陽射しが輝く窓際の席に着く。
「……もうすぐ3時、か……」
そわそわしてしまうのもらしくないから、本を物色しに立ち上がる。
「……えーと…」
別にどんな本を読みたいって希望がある訳じゃないけれど、ウロウロして立ち止まるのは音楽誌のコーナー。
無意識に足が止まって、ある一冊の音楽誌に手が伸びる。
パラパラと音楽誌を広げ、いつしか夢中になって読みふけっていた。