Dearest 2nd 〜Moon〜



…───数時間後…。



人混み溢れる東京に無事辿り着き、電車を乗り継いで当時住んでいた街へ。


先に宿泊予定のホテルにトランクを預け、


身軽になったところで適当にブラブラ時間を潰せばあっという間に……







「────あー!!!!
朝岡じゃん!

お前超久し振りだよな!
オレの事覚えてるかよ!?」



「お~!!お前ケンジやんなぁ!」



「そう!」





────カンッ☆




懐かしいねと交わす声、グラスとグラスがかち合う音。



同窓会が開かれている場所は、都心では珍しい広さのオシャレなBar。



集まった人数はかなりの数で、当時3クラスあった人数のほぼ7割。



結構大規模な同窓会らしく、当時担任だった先生までもが出席。



クラスが一緒の奴しか顔が思い出せないけれど、案外覚えてるもの。


仲が良かった数人の友達に久々再会することが出来た。




「───にしても久々だよなぁ!!

朝岡は転校してきた時から関西弁だったからかなり記憶に残ってんだよね♪」



「あはは、そうやった?」



「そうそうこの関西弁!
お前ほんっと変わってないな!」



「いやいや変わるも何も、大阪在住やねんから方言は変わらんって!」



お酒も進み、トークも全開。


話していくうちに色んなエピソードを思い出し、懐かしんで大爆笑。



来て良かったと満足気にカウンターへと足を運んだ時だった。







「────…純!」







────…カツン







人混みを掻き分け、高いヒールを履いた女……






────弥生が笑った。



< 56 / 80 >

この作品をシェア

pagetop