Dearest 2nd 〜Moon〜
一夜明けて、次の朝。
「ん~…」
……昨日のクラス会、さすがに飲み過ぎたかな。
何杯飲んだのかよく覚えていないし。
ダルい体を起こし、インスタントの熱いコーヒーを淹れる。
カーテンを開け見える都会の景色は、夜も朝も変わらずとにかく忙しい。
スクランブル交差点を行き交う人の歩き方が、何だかとても忙しなく感じた。
「……あ。そういや今日弥生と観光の約束したんやっけ……」
───…時計の針はちょうど10時。
「…やべ…」
約束は11時だから、ちょっと急がんとあかんっぽい。
しかも待ち合わせ場所は…
「東京で待ち合わせ場所っつったらハチ公前でしょ~!!!!!」
────超定番。
11時、約束通り弥生がハチ公前で元気に待っていた。