Dearest 2nd 〜Moon〜
────……
BGMもない車内なのに、より空間が静かになった気がした。
「…や、別に俺から聞く事でもないやろうと思って。」
「あはは、ですよね。
オレが誰とどうなろうと、あなたには関係のないことですよね」
「……まぁな。でも」
「はい?」
「───そこに彩が絡んでくるとなると俺は黙ってられへんけどな。」
「……」
────キキイッ!
何が気に入らないのか、ブレーキを踏んだ所で、ぶんは静かにこっちを見つめた。
その目が……──。
以前より凍てついた気がする。
「───…なぁ、ぶん。
まだ彩の事好きなんか?」