Dearest 2nd 〜Moon〜
「純ってばさ、まーた出会っちゃったんだって!!」
「はぁ?だから誰によ?
あんた話がザックリ過ぎて分かんないわよ。」
「ゔぬっ!!だって、モグモグモグ…」
「壱、お前喋りたいのか食いたいのかどっちなんだ」
「ははっ。アホやなー壱。」
話しながら東京バナナにガッツいてる壱に、マリアと吾郎が鋭くツッコミ。
俺はそんな相変わらずな三人にクスッと笑みを零す。
東京での劇的な再会も、こいつらがいると笑い飛ばせそうな気になるのは何でだろう。
「実はねー。
またまた出逢っちゃったのよ。
………例のあいつと。」
「…は?」
「え?」
「ねっ!言ったでしょお!?
あいつだよ、あ・い・つっ!!!!
純の恋のライバル!!!
んー、…えーと、名前なんだっけ。」
金髪ツンツン頭を抱え、名前を思い出そうとする壱。
「……はっ!?はぁぁぁ!?
ちょっと待って、あの例の女子高生の元カレ!?」
珍しく感情を表に出すマリアと
「ま、マジか……おいおい東京だぞ?
んな奇跡みたいなマンガみたいな偶然あるわけねーだろ」
冷静に物事を解析する吾郎。
俺は呆気に取られてる仲間達に押されながら
「そ~なのよねー。
何か知らんけどまた出逢っちゃった♡
野郎とはそんな少女マンガみたいな再会いらんねんけどっ♪」
「・・・・・・」
ケラケラっと笑う俺に、三人は多分衝撃で固まってた。