Dearest 2nd 〜Moon〜



数日後、俺の手元には学園祭ライブの数枚のチケットが手渡された。



ライブ参加者には、自分たちの優先的に来て欲しい人に手渡すチケットが配られる。




いつもは寄ってたかって来た野郎や女の子達にバラまいてたチケットだけど、今回だけは数枚残しておいた。





────彩に……。



渡せるのなら、渡したいと思ったからだ。







「はぁっ…」




「どーしたんですか朝岡さんっ。

大っきい溜息なんてついちゃって!
部活呼んだの、そんなにつまらなかったですか?」




「えー?あぁ違うよ、全然そんなんじゃないって」




もうッと腕組みして口をつぐむキョーコに平謝りする。




……そう。今日は。



キョーコにまた電話で呼び出され、地元の高校の部活に顔を出していたところで。



彩に会えるか、彩にライブを誘えるか。


はたまたチケットまで渡せるのかと考えていて、悪いけど本音は上の空だった。





好きな子に、自分のライブに誘うなんて初めての経験だし。



今まで心の底から来て欲しいやつなんていなかったから、余計に緊張する。




これ断られた時はマジでショック半端ないやろな…。




そん時はショックでまた歌われへんかったりして?




……なんて。




さっきからそればっかりグルグル思考回路が巡っていて、どーにもこうにも落ち着かない。

 



「ってか……」




来たはいいものの、肝心の彩はいない。




そう言えば、彼女は受験真っ只中。



キョーコの話によると、最近は部活をだいぶセーブして受験勉強に励んでいるらしく……





“受験勉強で忙しいから無理なの、ごめんなさい”





今ふさわしい脳内の彩からの返事はこれかも。






「これで来えへんかったら、俺来た意味あるんかな…」





ボソッと呟き、ライブチケットを眺めた。



数日後、俺の手元には学園祭ライブの数枚のチケットが手渡された。



ライブ参加者には、自分たちの優先的に来て欲しい人に手渡すチケットが配られる。




いつもは寄ってたかって来た野郎や女の子達にバラまいてたチケットだけど、今回だけは数枚残しておいた。





────彩に……。



渡せるのなら、渡したいと思ったからだ。







「はぁっ…」




「どーしたんですか朝岡さんっ。

大っきい溜息なんてついちゃって!
部活呼んだの、そんなにつまらなかったですか?」




「えー?あぁ違うよ、全然そんなんじゃないって」




もうッと腕組みして口をつぐむキョーコに平謝りする。




……そう。今日は。



キョーコにまた電話で呼び出され、地元の高校の部活に顔を出していたところで。



彩に会えるか、彩にライブを誘えるか。


はたまたチケットまで渡せるのかと考えていて、悪いけど本音は上の空だった。





好きな子に、自分のライブに誘うなんて初めての経験だし。



今まで心の底から来て欲しいやつなんていなかったから、余計に緊張する。




これ断られた時はマジでショック半端ないやろな…。




そん時はショックでまた歌われへんかったりして?




……なんて。




さっきからそればっかりグルグル思考回路が巡っていて、どーにもこうにも落ち着かない。

 



「ってか……」




来たはいいものの、肝心の彩はいない。




そう言えば、彼女は受験真っ只中。



キョーコの話によると、最近は部活をだいぶセーブして受験勉強に励んでいるらしく……





“受験勉強で忙しいから無理なの、ごめんなさい”





今ふさわしい脳内の彩からの返事はこれかも。






「これで来えへんかったら、俺来た意味あるんかな…」





ボソッと呟き、ライブチケットを眺めた。




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