その息尽きるまで時間は無限
「がぶっごぼべぽっ…!!!!ごぼぼぼぼぼぼぼっぐぶっ」

苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい
やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて




「あはっあはは!あはははははははははははは!!」

狂ったように笑うあおい。

でも、私にとっては汚水ごしにくぐもって聞こえた。

ざばっ!と音を立て、顔を上げる。

やっと酸素が吸える。

口の中がトイレの匂いだ。

髪の毛から汚水がしたたる。

「うーわっきっも。濡沢、あんたのせいで水とバケツまで汚いんだけど!?この不衛生女!!!」

あおいがバケツを私に投げつけてきた。

あおいは私の汚らわしさを強調したいらしく、理不尽のことを言っている。

水が汚いのは元からだろ?
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