その息尽きるまで時間は無限
昼休み。

今日も弁当はない。


最近は昼休みをずっとトイレで過ごしている。


いつもどおりトイレに向かおうと席を立つと、楓に声をかけられた。


「おい、真。」

「…なに」

「…お前、最近昼飯食ってねぇだろ。」


…バレてた。

「なんなら、朝飯も食ってねえだろ。」


…全部バレてる…。


そうだ。ずっと水道の水で我慢している。

夜飯は、いつもかろうじてある。

「何があったかはしらねぇけど、ずっと飯抜きはきちいっしょ。 来いよ、俺の弁当分けるから。」


不覚にも、視界が潤んだ。


「…まじで?」

「まじで」

「…」

「食わない?」

「……食う。」



夜飯はいつもコンビニのおにぎり。

いつも空腹だから、明日の分をとっておく、とかもできないでいた。

「なんつーか…、最近朝飯も弁当もやたら多くて食えねーの。成長期だからって母ちゃん言ってるけど。」


照れ隠しのような口調で言う楓。

涙が溢れた。
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