その息尽きるまで時間は無限
「きっと借金だらけになったからよ。荷が重かったのよ。あの人も辛かったのよ…。借金が!!!会社が!!!」


「母さん、おちつ…」


「ぜんっぶあんたのせいよ!!!!!!」

一段とヒステリックな甲高い声で叫ばれた。


気圧されて、後ずさる。

朝が放置されたマリオネットのように動かなくなり、倒れ込む。


棚にぶつかって、上にあった写真たてが倒れて落ちてきた。



俺も、母さんも、…父さんも笑顔の写真。


ドミノのように別の写真立ても落ちてくる。


どれも、全員満面の笑み。
< 213 / 219 >

この作品をシェア

pagetop