その息尽きるまで時間は無限
その顔が、妬ましい。

この最悪の状況を考えもしていない顔。



「全部全部全部全部全部ぜぇーんぶあんたのせいで!!!!! 愛する夫も!!食べ物も!!生活も!!!ぜんっっぶ失った!! もう何もないの!もう終わりなのよ!! 私たちにっ…わたしにはっ、なにもない!!!!」





俺に対して言っているのに、俺が悪いのに、他人事じゃないのに。


この人、なんかすごい自分勝手だ、と思った。


俺だって散々苦しい思いしてきたけどなぁ?



ーー思えば、親だって結局は他人だ。


ツギハギのような“血縁”と言う言葉で繋げられているただの他人。
< 214 / 219 >

この作品をシェア

pagetop