その息尽きるまで時間は無限
ーーーシュッ。





心臓が射抜かれた音が聞こえた気がしたが、それとは違う音が同時に聞こえた。

痛みが走る。




「っっっ!!!!っっいっってぇっ!!!!」


包丁を置いて、思わず声を出す、

多分クラス中の視線が集中しているが、気にしない。

手を見てみると、中指の第二関節あたりから血が溢れていた。

ぱっくりいっている。
流石にちぎれた訳じゃないが、中々の痛み。

はっと我に帰って豆腐を確認するが、豆腐に血はついていなかった。
包丁に少しついている。



……しくった。
よそ見なんてしながら包丁を扱うからだ。


「松下さん!大丈夫ですか?!」

「え、あぁ…多分大丈夫っす。一瞬バカ痛かったっすけど…。」

全然痩せ我慢だ。
中指がじんじん痺れていて、血が通って出ているのが分かる。

まずい、床にしたたり落ちた。
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