その息尽きるまで時間は無限
ーーー佳凪が顔を歪めて、笑顔を見せた。


口を手で覆って、背中を丸めて。
笑いを堪えている。


恥ずかしすぎて、本当に頭から湯気が出てきた、と思う。


あの笑い方が好きだ。

好きでたまらない。

恥ずかしさも残っているが、愛しさも込み上げてくる。


俺も思わず笑う。

離れているが、俺も佳凪も、笑っている。


ーーー幸せだ。なんかとっても、幸せだ。

こんだけ幸せなら、弁当や真のことも、忘れてしまいそうだ。






…真のことまで?








それはいやだ。
でも、たかが幸せで忘れそうになるなら、俺に取ってどうでもいい存在だと、思ってしまっていたのか?










…わからない。


もうわからない。


いない人のことを考えても、よくわからない。
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