その息尽きるまで時間は無限
私は無言で便箋をゴミ箱に捨て、花瓶は教室の棚に置いた。


“片付け”が終わって無言で何もなかったように席に座ると…


頭に文房具が降り注いだ。



がしゃがしゃがしゃ。

鉛筆が床に転がる。


次に、ペンケースで頭を殴られる。

「おい濡沢!」

真の声がする。

チラ、とみると、真がカッターを持っていた。
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