その息尽きるまで時間は無限
「お前よぉ!いっつも俺らがやってることを平然と避けやがって…!つまんねーなまじで!お前のせいで全部つまんねー。」


「は…?」

ため息が出た。


人のことをおもちゃだと思っているのか?

人に『つまらない』や、『面白い』など、性格以外であるのだろうか。


しかも、イジメを自覚しているのなら、やめて別の『面白い』ことをすれば良いのに。



「このやろっ…!」


真がカッターを振り上げた。

教室の蛍光灯が刃に反射する。

切られる

瞬時にそう判断し、席からガタッと立って避ける。


避けると、真はねらいをはずし、近くにいた…
佳凪の皮膚をかすった。
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