その息尽きるまで時間は無限
「ねぇ、松下。」


当時別のクラスだった、全く知り合いでもなかった、佳凪に声をかけられた。

下駄箱でだった。


「…えっ…とぉ…」

「あぁ、私、琴木佳凪。佳凪でいいよ?」

「…か、かな…」

「うん。私も楓、でいいかな?」

「あ、ぁ、うん。」


最初は誰かわからず、名乗られても正直知らなかったが、とにかく話をおとなしく聞いた。


「…来年の、四年のクラス替えさ、“あいつら”と全部分かれるよ。」


「…はい?」


なぜそう言い切れるかわからなかった。

クラス替えといえば、毎年ガチャガチャをしているようなもので、断定など生徒側にはできっこない。


「んで、私とは同じになる。まあ、四年生分だけね?それ以降はしーらない。」

「………??」


訳がわからず首を傾げると、佳凪はフッと笑って、俺の耳元に口を寄せた。
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