その息尽きるまで時間は無限
「なんか、運動できてイキってるだけかと思ってたけど…こないだ教科書忘れた時に、大した会話したこともないのに見してくれて…あ、ふーん、優しいじゃんとか思ってたら、なんか、好きになってた。」


あおいと真は「えーいいじゃん!告っちゃえば?」「うーわあいつ?ふーん、ま、いいんじゃね」ぐらいの反応だったが、俺は手に持っていたアイスが溶けていくように、心からどろっと何かが垂れていた。

完全なる、ただの嫉妬だった。


そこで気づいた。

俺自身が心底佳凪に惚れていたことに。



恋を自覚すると同時に、ほぼ失恋が確定していた。





俺だって、教科書見せるくらいいくらでもするのに。

とかなんとか、たらたら心で文句を繰り返しながら、溶けたアイスを飲んだ。
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