星の名
28


開いた紙に書いてあった数字。


そこは、窓側の一番前。


隅っこだった。


それを見た羽奈が、


「芽依遠いよぉ…」


とちっちゃな声で呟いた。


「休み時間とかは話せるから」

「そうだけど…」

「大丈夫だって」

「うん…」


羽奈はかなりしょんぼりしていた
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