【BL】白銀の恋
無言のまま部屋まで運ばれ優しくベッドに寝かされた
「明日も熱が下がらなければ医者呼ぶから」
「そこまでして頂かなくても……」
「従業員の管理も俺の仕事だから」
「旦那様……」
「眠れそうか?」
「ひとくちだけ……頑張っても良いですか?」
東郷さんが運んでくれたおかゆ
それをほんの少しだけ旦那様がスプーンに掬って差し出してくれた
この人達は違う
大丈夫……
何も入って無い
「んぐっ……」
勇気を出してたったひとくち
そのひとくちが俺にとっては大きな一歩だった
「よく頑張ったな」
柔らかく笑って俺の頭を撫でる旦那様に少しドキッとしたのは内緒だ