【BL】白銀の恋
「あの……降ろして下さい」
「そんなフラフラな状態で部屋まで戻るつもりか?」
「大丈夫です。いつものことなんで」
俺の言葉に何故か旦那様は険しい顔をした
「お前は今までまともな食事をしていなかったのか?」
「え……」
「細過ぎる。それにあの怯えようは潔癖だけじゃないだろ」
バレている
けど言える訳ない
俺が食事を取れない理由なんて
「潔癖と……偏食が酷いだけなんです」
嘘に嘘を重ねる
これ以上聞かないで欲しい
旦那様に掴まる手に力を込めると気付いたのか
「………無理にとは言わない。少しずつで構わないから食事をしろ」
「はい」
旦那様はそれ以上追求してくることは無かった