失恋には、甘いものより橋立君。

限界突破

朝、アラームの音で起き、スマホを見ると、響からの通知が来ていた。

「俺、今日朝練ないから一緒に学校に行かないか?」

とのことだった。

もちろん、断る理由はない。

「いいよ。私の家の前まで来て。」

とメッセージを送ると、すぐに既読がつき、

「OK!」

と送ってきた。

早く準備しないと…!

私は慌てて起き上がり、洗面所へ向かい、鏡を見ると、何ということだろう。

まぶたが腫れ上がっている…。

昨日泣きすぎたせいだ。
あぁ、最悪だ。

どうしよう。こんなの、響に見られたくないな…。

でも仕方ないか。
ドラマ見て感動して泣きすぎたとでも言えば良いか。

私は身支度を終えて、リビングに朝ご飯を食べに行くと、お母さんが驚きの表情で私を見た。

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