最悪な結婚のはずが、冷酷な旦那さまの愛妻欲が限界突破したようです
「ふっ」
それを皮切りに、彼の巧みな舌の動きであっという間に自分の舌は搦めとられる。
「ん……んんっ」
舐めて、擦られ、腔内を刺激されていく。酸素を欲して口を開けると、さらに奥を求められ、いつの間にか、自分からぎこちなく応えるように舌を絡めていた。
ぴちゃぴちゃと唾液が混ざり合う音が、耳からではなく脳内に直接響く。
これで合っているのかはわからない。けれどキスをしながら、貴治さんは私の頭や頬、背中などを撫で、気持ちを落ち着かせてくれる。うっすら目を開けると、目を細め、優しい顔をした貴治さんが視界に映り、すぐにぼやけてしまう。
初めての感覚にずっと戸惑っている。それなのに、どうしてこんなに求めてしまうのか。こんな気持ちになるのも、こんな行為も全部、貴治さんが初めてだ。
戸惑ってはいるけれど、嫌ではない。どうしたら伝わるだろう。
深いキスを交わしながら、なにかにすがりたい気持ちもあり、背の高い彼の首にぎこちなく腕を回す。すると貴治さんがさらに強く抱きしめてくれたので、密着度がいっそう増す。それがうれしい。
ぎゅっと腕に力を込めると、そのタイミングで貴治さんがキスを終わらせた。
それを皮切りに、彼の巧みな舌の動きであっという間に自分の舌は搦めとられる。
「ん……んんっ」
舐めて、擦られ、腔内を刺激されていく。酸素を欲して口を開けると、さらに奥を求められ、いつの間にか、自分からぎこちなく応えるように舌を絡めていた。
ぴちゃぴちゃと唾液が混ざり合う音が、耳からではなく脳内に直接響く。
これで合っているのかはわからない。けれどキスをしながら、貴治さんは私の頭や頬、背中などを撫で、気持ちを落ち着かせてくれる。うっすら目を開けると、目を細め、優しい顔をした貴治さんが視界に映り、すぐにぼやけてしまう。
初めての感覚にずっと戸惑っている。それなのに、どうしてこんなに求めてしまうのか。こんな気持ちになるのも、こんな行為も全部、貴治さんが初めてだ。
戸惑ってはいるけれど、嫌ではない。どうしたら伝わるだろう。
深いキスを交わしながら、なにかにすがりたい気持ちもあり、背の高い彼の首にぎこちなく腕を回す。すると貴治さんがさらに強く抱きしめてくれたので、密着度がいっそう増す。それがうれしい。
ぎゅっと腕に力を込めると、そのタイミングで貴治さんがキスを終わらせた。