幽霊学級
カンナちゃんが素足なことに気がついたけれど、靴を取りに行くような真似はできない。
庭草を踏みつけてどうにか塀の外へ出るとようやく走りやすくなる。
「一番近くの交番まで行くからね」
走りながら声をかけると、カンナちゃんは唇をギュッと引き結んだまま大きく頷いたのだった。
☆☆☆
さすがにあれだけ大きな体で走ることはできなかったのかもしれない。
僕がカンナちゃんを連れて道路へ飛び出したときにはもう、功介の親の姿は見えなくなっていたようだ。
最寄りの交番へ駆け込むと男性警察官が驚いた顔を向けてきた。
「どうしたんだい?」
素足の女の子を連れた僕とカンナちゃんと交互に見てそう聞く。
僕はカンナちゃんの口から説明するほうがいいと思ったのだけれど、とてもそれができそうにないので、自分から説明することになった。
「カンナちゃんはたぶん虐待を受けています」
庭草を踏みつけてどうにか塀の外へ出るとようやく走りやすくなる。
「一番近くの交番まで行くからね」
走りながら声をかけると、カンナちゃんは唇をギュッと引き結んだまま大きく頷いたのだった。
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さすがにあれだけ大きな体で走ることはできなかったのかもしれない。
僕がカンナちゃんを連れて道路へ飛び出したときにはもう、功介の親の姿は見えなくなっていたようだ。
最寄りの交番へ駆け込むと男性警察官が驚いた顔を向けてきた。
「どうしたんだい?」
素足の女の子を連れた僕とカンナちゃんと交互に見てそう聞く。
僕はカンナちゃんの口から説明するほうがいいと思ったのだけれど、とてもそれができそうにないので、自分から説明することになった。
「カンナちゃんはたぶん虐待を受けています」