幽霊学級
施設がどんなところか僕にはよくわからないけれど、そこが今の家よりもいいところであることを心から願った。
「午後からだけでも授業に出る?」
警察署から出て分かれ道へ差し掛かったとき、母親がそう声をかけてきた。
「うん。もしかしたら功介が来てるかもしれないし、行ってみる」
僕はそう言い、迎えに来てくれtあ母親とわかれて学校へと向かったのだった。

☆☆☆

僕が学校へ着いたのはちょうど給食の時間だった。
バタバタしていてお腹が空いていたことなんてすっかり忘れてしまっていたけれど、その匂いをかいだ瞬間お腹がグゥと音を立てた。
僕が自分の席で給食を食べていると、何度か淳と視線がぶつかった。
淳はなにか言いたそうな、だけど気持ち悪いものでも見ているかのような表情で僕を見つめる。
なにか言うとしてもきっと嫌なことに決まっている。
僕はそう思って極力淳と視線を合わさないように給食を食べ勧めた。
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