彼の彼女になりたい!(短)

諦めません宣言!

「だから諦めなって言ったのに…」

「…断られることくらいわかってたもん
でも、こんなにダメージが大きいとは…」

私、篠原愛理は先週、1個上の高校3年生の
橘隼(たちばなしゅん)先輩に告白した。


彼は基本的に女子に冷たいが、
私みたいな人はそんなところがいいのである。

友達の明里ちゃんはわからないみたいだけど…。

「まあ、愛理が断られるなんて
よっぽど女子が嫌いなのね。
そこら辺の男なら、学園の女神である愛理に
告白なんてされたら舞い上がっちゃうほど嬉しいのに」


ええええ!?なんで!?

「そんなことないよっ!
明里ちゃんのほうが可愛い!!」


「あら、そんなこと言ってくれるなんて、愛理だけね。
まあ、私が愛理より可愛いなんて絶対ありえないけど
でもどうする?新しい恋、探してみる?
吹っ切れるかもよ?」
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