推しは恋のキューピッド

弟てき存在

次の日のお昼休憩時間…


いつもの私のランチ特等席に、
私、晴香ちゃん、早川課長の3人で向かい合って座る。



「晴香ちゃん…ちょっと報告がありまして。
……私達無事付き合うことになったよ。
昨日は本当にありがとう!」



私がぺこっと頭を下げる。
 

その様子をみて、晴香ちゃんは嬉しそうに笑う。


「梓さんの力になれたなら良かったです!
本当におめでとうございます!!」


そしてそのままジロッと早川課長を一瞥する。


「早川課長…次梓さん泣かせたら、許しませんからね。」



晴香ちゃんのドスを効かせた声に、
早川課長は少したじろぐ。



「あぁ、もう泣かせないように気をつける。
…本当に川崎さんには助けてもらった。ありがとう。
…でもやり方がなかなか心臓に悪かったけどな。」



「だったらもう私にそういう事させないようにしてくださいね!」


2人のやりとりに、私は思わず笑ってしまう。
そんな私をみて、2人も一緒に笑う。




「へぇ、…私早川課長が笑ってるの初めて見たかもしれません。早川課長いつも無表情だし、怖いけど、今の方が全然いいですよ!これも梓さんのおかげですかね。」



「……川崎さんはすごい言うようになったよな。」



「すごいキャラ変してる早川課長には言われたくありません。」


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