ふたりだけのオーキッド・ラグーン
真紘が夫の手料理のことに感動している間にも、要領よく瑠樹は風呂の用意もしてしまう。まさにこれ、至れり尽くせりだ。
「蛇口だけど、日本のと、ちょっと違う。わからなかったら、呼んで」
このお風呂って使うの初めてよね、使い方、大丈夫かしらと思っていたら、そんな声がかかる。小さな子供になった気分だ。
パウダールームにてランドリーバスケットにさっきまで着ていたワンピースを投げ込んで、化粧を落とす。なんと真紘は、顔も洗わずに倒れてしまっていたのである。
そうしていざバスルームの扉を開けると、ほのかにいい花の香りがする。窓はないけどシックな黒のインテリアでまとめられたリッチな雰囲気の空間だ。
高級サービスアパートメントよろしくで、この浴室も広くてゆったりしている。バスタブだって、文句なく大きい。
なんとなく湯につかる文化のない海外ではバスタブは広くても浅いイメージだったが、ここにあるのは日本式に近いもの。そこそこの容量に、そこそこの立ち上がりが見て取れる。これなら親子で入っても充分なサイズと思われた。
(海外ならではの素敵なバスルームだなぁ~)
(洗い場も広いし、これなら子供ができてもしばらくは、ここに住めそう)
そんな少し先の未来を想像してしまう。
こんなことを考えることができるのは、体が回復してきたからだろう。ふと、そう気がついた。
そして、もうひとつ真紘は気がついた。湯気の向こうに、ピンク色のものがちらちらとみえる。
(え! うそ!)
バスルームのカッコよさに驚くのとは別に、瑠樹によるサプライズが用意されていたのだった。
「蛇口だけど、日本のと、ちょっと違う。わからなかったら、呼んで」
このお風呂って使うの初めてよね、使い方、大丈夫かしらと思っていたら、そんな声がかかる。小さな子供になった気分だ。
パウダールームにてランドリーバスケットにさっきまで着ていたワンピースを投げ込んで、化粧を落とす。なんと真紘は、顔も洗わずに倒れてしまっていたのである。
そうしていざバスルームの扉を開けると、ほのかにいい花の香りがする。窓はないけどシックな黒のインテリアでまとめられたリッチな雰囲気の空間だ。
高級サービスアパートメントよろしくで、この浴室も広くてゆったりしている。バスタブだって、文句なく大きい。
なんとなく湯につかる文化のない海外ではバスタブは広くても浅いイメージだったが、ここにあるのは日本式に近いもの。そこそこの容量に、そこそこの立ち上がりが見て取れる。これなら親子で入っても充分なサイズと思われた。
(海外ならではの素敵なバスルームだなぁ~)
(洗い場も広いし、これなら子供ができてもしばらくは、ここに住めそう)
そんな少し先の未来を想像してしまう。
こんなことを考えることができるのは、体が回復してきたからだろう。ふと、そう気がついた。
そして、もうひとつ真紘は気がついた。湯気の向こうに、ピンク色のものがちらちらとみえる。
(え! うそ!)
バスルームのカッコよさに驚くのとは別に、瑠樹によるサプライズが用意されていたのだった。